コラム

2020年6月15日

柴犬=ダブルコートということを知っている方も多いかと思います。ダブルコートだから抜け毛が多いのは仕方ない、と思うかも知れませんが、実際にはダブルコートとはどんなものなんでしょうか。
今回はダブルコートについて意味やケアの方法をお伝えします。

■ちゃんと知ってる?ダブルコートとは?
柴犬はすごく抜け毛の多い犬種となり、換毛期の春と秋には大量の毛が抜けます。
そもそも、人の髪の毛は1つの毛穴に対して1〜2本の毛が生えているのに対して犬は1つの毛穴に7本〜15本とたくさんの毛が生えています。ですので、毛の量が人間の何倍もあるのです。そして犬の毛の生え方にはダブルコートとシングルコートの2種類に分かれます。

○ダブルコート
トップコート(外側の硬い毛)とアンダーコート(内側の柔らかい毛)の2種類の毛質で構成されています。ダブルコートになるのは寒いところや四季のあるところで生まれた犬種です。トップコートが直射日光や草むらなどの刺激から肌を守るためのもので、アンダーコートが保温の役割を担っています。日本のように四季がはっきりしていると、一年中同じ毛の生え方でいると気温の変化に対応出来ません。ですので、寒い時期には毛を増やし、暑い時期に毛を減らす事によって体温を調整出来るようにしています。

○シングルコート
シングルコートはアンダーコートを持たない、もしくはほぼ持っておらず、一種類の毛質から構成されています。シングルコートになるのは気候が安定しているところで生まれた犬種です。抜け毛が少なく、季節による換毛期がありません。一種類の毛で全ての役割を果たしていますので比較的毛のお手入れが楽であると言えます。

■お手入れは大事!ダブルコートのお手入れのコツとは?
換毛期があり、抜け毛がすごいダブルコート。お手入れはしっかりしてあげないと犬にとっても人にとっても不愉快となってしまいます。

○ダブルコートの犬のブラッシングのコツ
ダブルコートの毛のお手入れのポイントは、とにかく浮いている毛をどんどん抜くことです。換毛期に抜ける毛はとってしまって問題ありません。まずは大まかな抜け毛をスリッカーブラシでとり、ラバーブラシで仕上げて上げましょう。スリッカーブラシは力を入れてしつこくかけすぎると皮膚が傷ついてしまいますので、力の加減は気をつけて上げましょう。
また、ブラッシングの際に毛が飛ぶのが気になる、という方もいるかと思います。そういう方は、毛を濡らしてあげたり、絞ったタオルで吹いてあげると毛が濡れて飛ばなくなるのでおすすめです。

○ダブルコートは、カットは必要?必要ない?
結論から言うと、ダブルコートの犬にカットは必要ありません。気温に合わせて毛の量を自分で調整しているので、必要が無いのです。また、抜け毛の量を減らしたいからカットしたい!と思う飼い主さんもいるかも知れませんが、カットするのはトップコートで、抜けるのはアンダーコートですので、あまり効果は無いでしょう。
また、夏になるとサマーカットをしてあげたい!と思う方もいるかも知れませんが、トップコートは直射日光や草むらなどの刺激から肌を守るための役割も果たしています。短くしすぎると、皮膚を傷つけてしまう可能性もありますし、冬になっても毛が揃わない可能性がありますので、止めたほうがいいでしょう。

■しっかりやろう!抜け毛対策!
ダブルコートの犬の中には、室内飼い向きの犬もいます。抜け毛が多いのでお部屋に毛が落ちて気になる!という飼い主さんもいるかも知れません。一体どんなケアや対策をしたらいいでしょうか。

○こまめなブラッシング
1日1回、丁寧なブラッシングをしてあげましょう。床に落ちる毛の量を減らすことが出来ます。また、ブラッシングをすることで犬とのスキンシップも取れますので、犬にとっても幸せです。

○シャンプーをする
犬の全身をシャンプーしてあげることで、抜け毛を取り除くことが出来ます。シャンプーして上げる際には必ず犬用のシャンプーを使いましょう。

○抜け落ちる前に吸ってしまう
今は抜け毛用の吸引器や掃除機に取り付けるノズルが販売されています。落ちる前に取ってしまうとよいでしょう。犬によっては掃除機などの音を怖がってしまう犬もいます。犬にとってはストレスになってしまいますので、様子を見てあげてください。

○服を着せる
ファッション目的や、直射日光、寒さ対策の意味合いがある犬用の服ですが、抜け毛が床に散らばることも防いでくれます。抜け毛対策に特化したカバーオールタイプの服もありますので、ぜひチェックしてみてください。

ダブルコートは犬自身が直射日光や草むらなどの刺激、寒さから自分の身体を守るためのものです。抜け毛が気になる方もいるかも知れませんが、犬を飼ううえで抜け毛との付き合いは避けきれません。ダブルコートの特性を理解した上で、しっかりケアしてあげましょう。

2020年5月3日

■ちゃんと知ってる? 柴犬とは?
柴犬(しばいぬ・しばけん)とは日本原産の日本犬の一種で、昭和11年に日本の天然記念物に指定されています。分類は小型犬に分類されます。
柴犬の名前の由来は様々あると言われていますが、
・柴藪を巧みにくぐり抜けて猟を助けることから
・赤褐色の毛色が枯れ柴に似ている
・小さなものを表す古語の「柴」から
ではないかと言われています。

■元は狩猟犬!?柴犬の性格とは?
家庭で飼うのに人気のある柴犬。もともとは優秀な狩猟犬として長く活躍してきました。飼い主の命令にとても従順で、勇敢で好奇心が強く、頭がいいので自分で判断して行動する力を持っています。狩猟犬として活躍していたくらいですので、自分のテリトリーに入ってくる人や犬に関して警戒心が強く、家族に対して甘えることは少ないです。信頼し、家族に慣れると甘えるようになります。
縄張り意識が強いですし、甘えるまでに時間がかかることから初めて犬を飼う人にとっては少し難しい性格であると言えます。

■意外に多い?柴犬の種類
柴犬の系統は大きく分けて5種類に分けられます。
○信州柴犬(甲信越地方)
涼しくて標高の高い信州の気候風土に合った柴犬です。現在いる柴犬の基本体型は信州柴がベースとなっています

○美濃柴犬(中部地方)
古くから岐阜県で飼育されてきた柴犬で、全身が緋赤と呼ばれる鮮やかな赤色の毛が特徴です。柴犬の中でも狩猟犬として優秀な種類となっています。

○山陰柴犬(中国地方)
しっぽを巻き上げず、刀を立てたようにピンとなっている太刀尾(たちお)、薙刀尾(なぎなたお)が多い種類の柴犬です。

○縄文柴犬(関東を中心に全国)
縄文時代の遺跡で発見された犬の骨格をもとに、現代にいる柴犬の中から古代の特徴を残す柴犬を選択して交配し再現された柴犬です。
足が長く面長で、全体的な見た目がキツネに近くなっています。

○豆柴
豆柴は体高30センチ未満の小さな柴犬です。他の柴犬は体高が40センチ近くなっていますので、一回り小さいサイズとなっています。ウサギなどの小動物や野鳥の狩りをしていたと言われています。小型犬ですので、住宅事情にマッチして飼うことを希望する人も増えています。あくまでも小柄の柴犬ですので独立した犬種ではありません。

■実は多い!柴犬のしっぽの種類
実は柴犬のしっぽの種類は15種類もあります。知っているものも知らないものもあると思うので、見ていきましょう。

○右巻・左巻・右二重巻・左二重巻
柴犬でよく見られるのは巻き尾です。左右の巻き方、巻きのつよさによって4種類に分けられます。しっぽの先が付け根まできれいに巻いていれば二重巻きとなります。

○車巻(くるままき)・半巻(はんまき)
巻き尾が左右どちらかによらずに、背中の上できれいに1周巻いたしっぽを車巻といいます。車巻よりもしっかり巻いておらず、しっぽの先が身体から離れているものを半巻と言います。

○差尾(さしお)・背叩き(せたたき)
しっぽの先が頭の方を向き、半円になりきれていないものが差尾です。差尾で先端が身体についた状態を背叩きといいます。

○太刀尾(たちお)・薙刀尾(なぎなたお)
しっぽの先がまっすぐ上を向いているものを太刀尾、身体の延長線上からゆるく上を向いているものが薙刀尾です。山陰柴犬に多いタイプのしっぽです。

○柳尾(やなぎお)・牛蒡尾(ごぼうお)
薙刀尾からさたに角度が下に下がっていてかつ尾の先向かって緩やかに曲がっているものを柳尾といいます。薙刀尾から角度は下がっていますが、まっすぐに伸びたものを牛蒡尾と言います。

○茶筅尾(ちゃせんお)・株尾(かぶお)・無尾(むび)
茶筅のように短く先太りしたものが茶筅尾、先が丸まったものを株尾、極端に短いものを無尾と言います。柴犬のスタンダードなしっぽとして認められていませんが、たまにいる種類になります。

■お世話ってどうするべき?柴犬のお世話について
①どれくらい運動が必要?
柴犬はもともと狩猟犬として活躍していた犬種になります。ですので、可愛らしい見た目とは裏腹に体力があります。毎日30分〜1時間程度の散歩が必要です。ボールなどで遊ぶことがあまり好きではない子もいますが、小さいうちから遊んでいると遊ぶようになります。

②ブラッシングはどれくらい必要?
柴犬は抜け毛が多い個体となります。特に換毛期にはすごい量の毛が抜けます。少なくとも週に2〜3回はブラッシングしてあげるようにしましょう。

③しつけはどうする?
柴犬は頭がよく、自分で考えて行動することが出来ます。また自立心も強いため、しつけが入りにくい個体もいます。あまり甘やかしすぎずに上下関係をきちんと示しながらも信頼関係を作っていくことが重要となります。
あまりしつこくかまうと反発されてしまうので、注意が必要です。

④屋内で飼うのがよい?屋外で飼うのが良い?
柴犬は屋外で飼育されているイメージがあるかも知れませんが、実は屋内で飼うほうができしています。身体は丈夫ですが、耳の病気にかかりやすかったり、老犬になると認知症になったりしやすいため小さい頃から健康管理に気をつける必要があります。

今回は、柴犬の犬種やしっぽの種類等についてお伝えしました。柴犬について意外なことが知れたのでは無いでしょうか。
性格やお世話の方法は全ての柴犬に当てはまるわけではありませんので、その子に合わせたお世話をしてあげてください。

2020年4月24日

柴犬は日本でも人気の犬種です。その可愛らしさから1匹だけでなき、2匹3匹、いやもっと飼いたい!という方もいるのではないでしょうか。
柴犬だけでなく、どんな犬種でも多頭飼いには気をつけなければならないことがあります。
今回は柴犬の多頭飼いで気をつける事についてお伝えしていきます。

■柴犬に囲まれて暮らしたい!柴犬多頭飼いのメリット、デメリットとは?
○メリット
・お家の中がにぎやかで楽しい
・集団の中でルールを覚えてくれる
・留守番の時に柴犬が寂しくない

飼い主にとって、大好きな柴犬がたくさんいることでお家の中が明るくなるというメリットが感じられるでしょう。
毎日たくさんの柴犬と散歩に行ったり遊んだりすることで、楽しい生活がおくれそうですよね。日中は仕事で家を空けることになっても、他の柴犬がいるので柴犬同士も寂しくありません。また、犬は仲間と集団生活することで集団生活する上でのルールを身に着けてくれますし、他の犬たちの行動を見て、社会性を身に着けてくれます。

△デメリット
・飼育費用がかかる
・先にいた犬のストレスを増やしてしまう

当たり前ですが、多頭飼いは飼っている匹数に応じて飼育費用がたかくなってしまいます。餌やワクチン、病院代など生涯かかる費用は安いものではありません。しっかりと飼えるだけの収入を確保する必要があります。
また、複数の柴犬を同時に飼い始める場合にはあまり問題ではありませんが、先に1匹飼っている場合には、先に飼っていた犬が新しく来た柴犬にストレスを感じてしまいます。ヤキモチを焼いてしまうこともあるかもしれません。多頭飼いは少なからずストレスになってしまうのです。

■やっぱりたくさん柴犬を飼いたい!気をつけることは?
多頭飼いと言ってもオスかメスか、子犬か成犬か、犬種が一緒か異なるかなどによって異なります。
柴犬はもともと狩猟犬として活躍していたため、自分の縄張り意識が強く、上下関係を重んじる性格の犬となります。
柴犬を多頭飼いする際に気をつけることはなんでしょうか。

①リーダーは飼い主であることをしつける
多頭飼いでなくても、自立心の強い柴犬は飼育する際には飼い主の指示に従うようにしつけなければなりません。エサは必ずリーダーである飼い主からもらい、飼い主の指示には従うようにしつけましょう。
多頭飼いする際には特に、しつけがなっていないと近隣の方や散歩中のトラブル、柴犬同士のトラブルが多くなってしまいます。

②先にいた犬が優先
後からくる犬は、先に住んでいた犬にとって今まで家族だけに許していたテリトリーを侵す侵入者となってしまいます。柴犬は縄張り意識が強い犬種ですので、テリトリーを侵されるとストレスを感じてしまいます。
また、後から来た犬を可愛がりすぎると先にいた犬は孤立するだけでなく、ヤキモチを焼いてしまいますし、上下関係を重んじている犬種なのに環境内での順位を理解できずに大きなストレスを抱えることになります。
飼い主→先にいた犬→新しくきた犬という順位は必ず守ってください。ご飯をあげるのも、散歩に行く準備も、ブラッシングも先にいた犬優先といった風に順番を意識した対応をしてあげてください。

③犬同士の順位は犬に決めさせる
飼い主が犬の優先順位を意識して設定して上げることも大切ですが、犬同士でコミュニケーションをとる機会を設けてあげることも大切です。半日〜1日でいいので、犬同士を同じ空間に入れてあげ、犬たちだけで過ごす時間を与えてみましょう。吠えたり、飛びついたり、噛み付いたりしては、犬は喧嘩を始めるかもしれません。
怪我をする心配があるかも知れませんが、犬の喧嘩は順位を確認するためのものです。大切なものですので、順位の確認の機会は定期的にあげるようにしましょう。
機会を与える際に注意しなければならないのが、去勢していないオスの犬の場合には攻撃性が強いため、大怪我に繋がる可能性がありますので出来るだけ避けるようにしましょう。

④自分だけの空間を与える
寝るスペースを分ける、休憩の場所をそれぞれ与える等、誰にも邪魔されない空間を与えてあげましょう。柴犬は縄張り意識が強い犬種です。ずっと場所の取り合いをしていると疲れてしまいますし、ストレスとなってしまいます。飼い主といるのも柴犬は好きですが、自分だけの時間を取れるように配慮してあげてください。

柴犬の多頭飼いは楽しいことも大変なこともあります。飼い主が配慮しなければならないこともたくさんありますので、しっかりと配慮出来るような環境や自信がある場合にのみ、多頭飼いするようにしましょう。

2020年1月8日

■正しい犬との散歩のポイントとは?

◎犬が飼い主を気にしながら歩く

犬が勝手に好きな方に歩いたり走ったりしているのが正しい散歩とは言えません。

しっかりと飼い主とアイコンタクトが取れ、横について歩くことが出来ているのが正しい散歩だと言えます。

愛犬がしっかりと飼い主のことを気にしながら歩くようにコミュニケーションを取るようにしましょう。
 
◎リーダーウォークを覚えよう

リーダーウォークとは、犬が“自発的”に“飼い主の横”を歩く散歩の方法です。

犬が飼い主のことをしっかり気にしながら歩けるようにコミュニケーションを取ることが重要なポイントとなります。