柴犬の気質から言えば、警戒心が強く、主人にしかなつかない、という印象ですが、最近の柴に限っていえば、ずいぶん人懐っこくなったのではないかと思います。
そもそも、なぜ犬が吠えまくったり、噛み付いたり、人やものに対して臆病な怯えた子になるのかと言えば、親から引き離すのが早すぎた場合もありますが、大抵の場合、生後数ヶ月の間に他の犬や人に接触する機会に乏しかったり、散歩することが少なく、外の環境に慣らされていなかったりするせいです。
あまり外に出さずに大事にしすぎる(神経質になる)のは、対人・対犬恐怖症になる元です。
上述のように、柴犬は元来あまり他人になつかない犬種ですが、子犬のころからいろんな人に触ってもらったり、外の環境に慣らすことで、犬種特有の警戒心を弱めることができます。
最近はそういう風に育てられた子が多いせいか、とてもフレンドリーな柴犬が増えたような気がします(笑)。また、犬によっては人にはなつくけども、犬とは仲良くしない、尻尾を振らない、など、そこは柴犬、プライドの高い子もいるようです。
まさに、愛犬の性格は、もちろん生まれ付いてのものありますが、ひとえに飼い主さんの育て方にかかっている、といっていいでしょう。