失敗しない子犬の選び方

柴犬の子犬を選ぶ前に

柴犬の子犬を家族として迎えると、一般的に十数年にわたって一緒に暮らすことになります。その間、楽しく穏やかな関係を築いていくためには、子犬のかわいらしさや毛色だけではなく、健康状態、性格、親犬、血統、育った環境、ご家族の生活との相性を総合的に確認することが大切です。

同じ兄弟の柴犬でも、性格や成長後の姿は一頭ずつ異なります。また、子犬期にどのような環境で育ち、人や兄弟犬とどのように関わってきたかによっても、その後の反応や暮らしやすさは変わります。

柴犬.netでは、写真や血統書だけで子犬を選ぶのではなく、実際に犬舎を訪問し、親犬や祖先犬、飼育環境、ブリーダーの考え方などを確認しています。

柴犬を専門に扱ってきた20年弱の経験と、日本犬保存会の展覧会で多くの柴犬を見てきた経験をもとに、柴犬の子犬を選ぶ際に確認したいポイントをご紹介します。

ご家族に合う柴犬の子犬選びをご相談ください

ご希望の性別・毛色・お迎え時期・生活環境などを伺い、柴犬専門20年弱の経験をもとに、ご家族の暮らしに合う子犬探しをお手伝いします。子犬がまだ決まっていない段階でもご相談いただけます。

ご相談は無料です。相談の段階で購入を決める必要はありません。

良い子犬を選ぶための基本条件

血統・親犬・祖先犬を確認する

立ち姿を確認する柴犬の子犬

昔から、親子の血筋の大切さを表すさまざまなことわざがあります。柴犬についても、子犬が両親犬や祖先犬から受け継ぐ特徴を確認することは大切です。

血統は、日本犬保存会やJKCなどが発行する血統書から確認できます。まず両親犬を確認し、次に2代、3代とさかのぼって、祖先にどのような犬がいるかを見ていきます。

繁殖では、オスとメスそれぞれの長所や注意点を考慮し、将来どのような柴犬を目指すかを考えて交配することが重要です。

ただし、血統書だけで子犬の健康、性格、成長後の姿がすべて決まるわけではありません。親犬の健康状態や性格、母子の飼育環境、食事、衛生管理、人との関わり方なども合わせて確認する必要があります。

「家庭犬だから血統は関係ない」と考えるのではなく、家庭で長く暮らす柴犬だからこそ、親犬や祖先犬、繁殖方針まで確認することが大切だと柴犬.netは考えています。

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健康で性格の良い子犬を選ぶ

性格面

まだよちよち歩きしかできないほど小さい子犬は別ですが、何頭かの子犬がいる場合、人が近づいたときの反応や、兄弟犬との関わり方を確認します。

人の手に興味を示して近づいてくる子、周囲を確認しながら落ち着いて行動する子、活発に動き回る子など、反応は一頭ずつ異なります。

後ずさりする、目をそらすなどの反応が見られても、その場の緊張や眠気などが影響している場合があります。一度の反応だけで性格を決めつけず、普段の様子を知っているブリーダーから話を聞くことが大切です。

怖がりな傾向がある子犬には、無理をさせず、安心できる距離から人や生活音に慣らしていきます。子犬の性格に合わせて、少しずつ良い経験を積ませることが重要です。

身体面で確認したいポイント

肉球

柴犬の子犬の肉球

肉球の色や状態、弾力、傷の有無などを確認します。触れられる場合は、乾燥しすぎていないか、傷や強い赤みがないか、足を痛がる様子がないかも確認します。

肉球の色だけで健康状態を判断することはできませんが、足先の握りや歩き方などと合わせて見ることで、子犬の身体の状態を確認する参考になります。

頭と耳

柴犬の子犬の頭部と耳

頭部全体のバランス、耳の厚み、大きさ、向きなどを確認します。柴犬らしい耳の形や付き方は、成長に伴って変化する部分もあります。

頭の形が全体的にきれいな丸みを帯び、小さく厚みのある耳が前向きについていることも、柴犬の姿を見る際の確認点です。

子犬の時期には耳が完全に立っていないこともあるため、耳が立つ時期の早さだけで判断するのではなく、月齢、体格、耳の形、向き、大きさなどを総合的に確認します。

毛の生え方

柴犬の子犬の被毛

被毛の密度、艶、皮膚の状態、部分的な脱毛がないかなどを確認します。毛を軽く逆立てたときに戻る状態も、被毛の密度を見る参考になります。

被毛の状態は、生まれ持った特徴だけでなく、食事、健康状態、季節、日頃の管理などにも影響されます。毛が極端に薄い、脱毛している、強くかゆがる場合は、獣医師への相談が必要です。

立ち姿

柴犬の子犬の立ち姿

全体の均衡、肩、前肢、胸部、背中、足先の状態などを確認します。子犬が自然に立っているときに、背中や四肢のバランスが取れているかを見ます。

写真だけでは分からない部分もあるため、実際に歩く様子や、立ち上がる動作、遊んでいるときの身体の使い方も確認することが大切です。

皮膚

柴犬の子犬の皮膚を確認している様子

背中などの毛を分けて、皮膚に強い赤み、湿疹、かさぶた、フケ、脱毛などがないかを確認します。

皮膚の色には個体差があります。色だけで健康状態やアレルギーの有無を判断することはできません。かゆみや赤み、脱毛などが見られる場合は、獣医師による確認が必要です。

肛門まわり

柴犬の子犬の肛門まわりを確認する様子

子犬の健康状態を見るうえで、肛門まわりが清潔かどうかを確認することも大切です。汚れが続いている場合は、軟便や下痢などの体調変化がないか確認します。

母乳や離乳食の影響で便が一時的に柔らかい場合もあります。一度の状態だけで判断せず、食欲、元気、便の状態が継続しているかをブリーダーに確認します。

柴犬の子犬の目

目の形や色だけでなく、目やに、涙、充血、左右差などがないかを確認します。柴犬の目は、頭部の形や耳の付き方などとも関係し、顔全体の印象をつくります。

目をしきりにこする、開けにくそうにする、目やにが多いなどの様子がある場合は、健康状態を確認する必要があります。

抱いたときの感覚

柴犬の子犬を抱き上げて体格を確認する様子

体の大きさだけではなく、抱いたときの体つき、筋肉や骨格の感触、極端に痩せていないかなどを確認します。

小さいことや体重が軽いことだけを長所として判断せず、食欲、便、毛艶、活動量、獣医師による健康診断などを総合的に確認することが重要です。

子犬によって人に抱かれることへの慣れ方も異なります。抱いた瞬間の反応だけで性格を決めず、普段の様子をブリーダーから聞くことが大切です。

あごの周囲

柴犬の子犬のあご周辺の被毛

柴犬の子犬は、あごや口の周囲に黒い毛が多く見られることがあります。成長とともに毛色が変化し、黒い毛が徐々に抜けて赤毛や白毛が現れる場合があります。

子犬の時点の毛色だけで成犬時の顔つきを正確に判断することは難しいため、両親犬や同じ系統の柴犬がどのように成長したかを確認することが参考になります。

歯・歯ぐき・口の中

柴犬の子犬の歯と歯ぐき

口の中を確認できる場合は、歯の状態、噛み合わせ、歯ぐきの色、傷や腫れがないかなどを確認します。子犬の乳歯は、成長に伴って永久歯へ生え替わります。

歯や噛み合わせについて気になる点がある場合は、ブリーダーだけでなく、健康診断を担当する獣医師にも確認することをおすすめします。

母犬

柴犬の母犬

母犬の性格、健康状態、身体の大きさ、子犬への接し方、飼育環境などは、子犬を選ぶうえで大切な確認事項です。

授乳中の母犬は体形が変化することがありますが、痩せていることだけで授乳状態や健康状態を判断することはできません。食事管理や健康管理が適切に行われているかを確認します。

オスとメス、どちらを選ぶか

オスとメスの柴犬

柴犬は一般的に、オスの方がメスより体高や体重が大きくなる傾向があります。ただし、性格、活動量、人やほかの犬への反応には個体差があり、性別だけで決めることはできません。

十分な散歩や運動に使える時間、柴犬の飼育経験、先住犬の性別、ご家族構成、将来の避妊・去勢についての考え方なども踏まえて検討しましょう。

たまたま気に入った子犬がオスだった、メスだったという理由だけで決めるのではなく、ご家族が希望する暮らしにどちらが合うかを事前に考えることをおすすめします。

赤・黒・白・胡麻、どの毛色を選ぶか

柴犬の主な毛色には、赤毛、黒毛、白毛、胡麻毛があります。日本犬保存会では赤毛が柴犬全体の多くを占めると案内されており、黒毛や白毛は赤毛より少なく、胡麻毛はさらに数が限られます。

柴犬の子犬の毛色や模様は、そのまま成犬まで変わらないわけではありません。子犬期から成犬になるまでの間に、換毛や成長によって色合いや顔まわりの模様が変化します。

赤毛の成長による変化

赤毛の子犬は、顔やあご、背中などに黒っぽい毛が見られる場合があります。成長や換毛に伴って黒い毛が目立たなくなり、赤毛や裏白がはっきりしてくることがあります。

柴犬の子犬期から成犬までの毛色と体つきの変化

写真左から、生後49日・生後4か月・生後1歳9か月

子犬の時点で完成した毛色に見えても、成長や年齢によって色合いは変化します。両親犬や同じ系統の柴犬が、成長後にどのような毛色になったかを確認することが参考になります。

黒毛

黒柴を選ぶ場合は、黒・赤・白の毛の配色だけではなく、両親犬、骨格、性格、健康状態も確認します。黒柴の子犬も成長や換毛に伴って、顔まわりや胸、四肢などの模様が変化する場合があります。

黒柴の子犬期から成犬までの毛色の変化

黒柴の子犬期から成犬までの毛色・模様の変化

同じ系統の黒柴が成長に伴ってどのように変化してきたかを把握しているブリーダーから、過去の成長写真などを見せてもらうことも、成犬時の姿を考える参考になります。

白毛

白柴は赤柴より数が少なく、希少性も人気の理由の一つです。ただし、日本犬保存会の展覧会では白毛の評価上の扱いがほかの毛色と異なるため、展覧会への出陳を希望する場合は事前に確認が必要です。

白柴でも、子犬期には耳や背中などに赤毛が見られることがあります。換毛や成長によって、赤毛が目立つ時期と目立たない時期を繰り返す場合があります。

胡麻毛

胡麻毛は、赤毛、黒毛、白毛が混じり合った毛色です。生まれる頭数が少ないため、毛色だけを条件にすると子犬が見つかるまで時間がかかる場合があります。

毛色だけで子犬を決めるのではなく、健康状態、性格、親犬、飼育環境、ご家族との相性を優先して総合的に判断することをおすすめします。

写真だけでは分からない子犬の情報も確認してご案内します

子犬の性格、親犬や祖先犬、犬舎の飼育環境、成長後のイメージなどを確認し、ご家族の生活に合う子犬探しをお手伝いします。ご希望の子犬がまだ決まっていなくても、お気軽にご相談ください。

ご相談は無料です。相談の段階で購入を決める必要はありません。

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